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「やればできる」 [本]

「日本をもっとよくしたい。」
勝間和代の思いにはぶれがない。すべての基点はここなのである。皆に元気になって欲しい、頑張っている人の努力が結果につながる様に努力のベクトルがその人にとって正しい方向に向いて欲しい。そのために自分ができることは、本やブログやツイッターを通じて自分が持つノウハウを惜しみなく伝えること。

「やればできる」はそんな勝間和代の思いがストレートに伝わってくる本だった。
勝間和代という人は、書籍やテレビを通すとアグレッシブでキツイ人という印象が強い。けれども、本人に会うとふわっとした柔らかい雰囲気を持ち合わるとてもチャーミングな人で、それまで持っていた印象とのギャップに驚かされる。テレビやこれまでの書籍からは見えなかった彼女のふわっとした不思議な魅力が伝わってくるのもこの本の魅力の1つだと思う。「助け合いながらステップアップしていこう」という本書の内容とともに、帯に使われた彼女の写真やカバーに白という色が使われていることも大きく関係していると思う。

この本を読んだ読者にとって一番大事なこと、それは勝間和代が提唱している4つの力以外にもう1つ必要になる力があるということだ。彼女が惜しみなく伝えてくれるノウハウを鵜呑みにしてそのまんま実践するのではなく、今の自分に合った方法にアレンジして実践する力。いきなり上を目指し、息切れしてして疲れ果ててしまったのでは彼女の本意に反してしまう。少しずつ努力して、できるところからステップアップしていけばいいのである。時給を10円上げるってことからだっていいのである。そのために自分がすべきことは何なのか、それを考え実践するために必要なのがこの本なのだと思う。
そうして、積み重なっていったひとりひとりの「やればできる」の先にあるものは、きっと希望を持てる日本の未来に違いない。「やればできる」が私の中に残したのはそんな思いだった。


番外編:
エピローグ内の謝辞に「私の本を流通してくださっている取次、書店のみなさん・・・(中略)・・・みなさんの店頭での力があってこそ、私のメッセージも読者の方々に伝えることができます」とりあります。家族や編集者にお礼を述べる著者は多いけれど、売る側の取次や書店にまでお礼を述べてくれる著者というのはそんなに多くはないと思います。こういった心配りはさすがという感じです。勝間さん、ありがとうございます!頑張って売ります(笑)

やればできる―まわりの人と夢をかなえあう4つの力

やればできる―まわりの人と夢をかなえあう4つの力

  • 作者: 勝間 和代
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2009/12/04
  • メディア: 単行本

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