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「細野真宏の数学嫌いでも『数学的思考力』が飛躍的に身につく本!」細野真宏 [本]

細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!

細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!

  • 作者: 細野 真宏
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/09/01
  • メディア: 単行本
「数学をなぜ勉強するかというと、それは論理的に考える力を身につけるためなのです。」
 と教わったのは確か中学の時。
が、しかし。「数学の勉強」と「論理的思考を身につけること」は私の中で上手くリンクすることはなく、私に残ったのは数学嫌いという事実だけでした(泣)。自慢じゃないけど、高校の時0点取ったこともありますし(汗)。
あれからうん十年。あの時先生が言っていたことは正しかったということを証明してくれたのはこの本でした。この本のテーマは「情報には発信者の『思い込み』が多分に含まれていたり、自分が「思い込み」をはさんでしまったりするから、情報の本質を見抜けるようにならなきゃダメだよ。そのために数学的思考を鍛えようね。」ってこと。数学的思考とはなんなのかというところから始まり、「風が吹けば桶屋が儲かる」や「ゆとり教育の問題点」「地方分権の是非」など身近な話題を例にあげて説明してくれているので、とてもわかりやすく読みやすいのです。数学的思考というと「なんじゃそりゃ」って感じになりますが、いわば「論理的思考」といっていいと思います。なので、この本は「論理的思考」の入門書に値するのではないかな。では、その数学的思考を手に入れると何がいいかっていうと、相手に上手く話を伝えられるようになれたり、KYな人になることはなかったり、経済のニュースがわかるようになれたり、といいことがたくさんあるわけです。
でもね。

この本、すごく惜しいのよ!!

 
日本の理系人口は文系人口より少ないですよね。つまり、著者も本書の中で書いていますが、数学が苦手!!とか嫌い!!って人は数学好きの人より明らかに多いわけです。なのに、あえて、「数学」とタイトルにつけた上にこの表紙って、恐ろしく難しそうな本に見えるんですが。もっと明るくて楽しそうな表紙にすれば読者の喰いつきももっと良かったんじゃ、と思うんですがねえ。この本、うちの店には新刊配本で10冊入ってきたのですが、入荷してきた時「えー、こんな売れなさそうな本10冊も入ってきちゃったよ。」って思っちゃいましたもん。一歩間違えれば表紙の無骨さに負けてしまったかも知れないこの本ですが、中味の充実さから徐々に売れ始めたようで、発売後1ヶ月にしてようやくTOP10入り(日販調べ)しています。まあ、版元が天下の小学館様ですので意味があってのあの表紙なんだよね、きっと(^∀^;)。

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