「54『もう、投げなくていい』からの出発」黒木知宏 [本]
もしかしたらジョニーは「根性野球」の犠牲になったのではないのか・・・。
この本を読んでふとそう思ってしまった。
この本を読んでふとそう思ってしまった。
子どもが少年野球を始めて思ったことは「少年野球って独特な世界観があるのだな」ということ。
今はスポーツ科学が取り入れられるようになり、身体に無理な負担をかける根性トレーニングは一時代も二時代も前のものになっている。でも、ローカルな少年野球に限って言うと、まだあまりいい意味ではない「根性」という部分が大いに残っているような気がする。さすがにうさぎ跳びだとか、練習中水を飲んではいけないというような無茶な鍛え方はなくなっているけれど、小学生相手に朝8時(高学年の大会前になるとこれが6時からになったりもする)から夕方5時までの練習とか、冬場、雨が降る中での試合続行とか・・・。果たしてそれがまだまだ集中力のない小学生にとって果たしてプラスになるのか、正直、お父さんコーチやお母さんたちは疑問に思っていたりする。でも、ボランティアでやってくれているおじいちゃん世代の監督・コーチには誰も口を出せない。
今はスポーツ科学が取り入れられるようになり、身体に無理な負担をかける根性トレーニングは一時代も二時代も前のものになっている。でも、ローカルな少年野球に限って言うと、まだあまりいい意味ではない「根性」という部分が大いに残っているような気がする。さすがにうさぎ跳びだとか、練習中水を飲んではいけないというような無茶な鍛え方はなくなっているけれど、小学生相手に朝8時(高学年の大会前になるとこれが6時からになったりもする)から夕方5時までの練習とか、冬場、雨が降る中での試合続行とか・・・。果たしてそれがまだまだ集中力のない小学生にとって果たしてプラスになるのか、正直、お父さんコーチやお母さんたちは疑問に思っていたりする。でも、ボランティアでやってくれているおじいちゃん世代の監督・コーチには誰も口を出せない。
そんな風にずっと思っていた私には、あとがきでジョニーが投げかける「日本野球もかわっていってほしい。」という言葉は痛いくらい胸につきささった。そして、同時にこうも思った。「変えられるのはジョニーだよ。」と。天辺もどん底も経験したジョニーだから伝えられるものがある。新しい道を歩いているジョニーが私にはとても輝いて見えた。
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